ゆーちゃんの受験日記

大学受験についてたんたんと書きます

2020年度センター試験感想

お久しぶりです。センター試験を受けてきました。はじめに高2や来年浪人が確定している人に向けて1つ言いたいことがあります。来年から共通テストになりはしますが、大まかな概要は変わらないと思います。あと共通テスト対策!みたいな本が出回ると思いますが、来年受ける人はセンター試験の過去問を用意しておくことがなにより大事だと思います。当然センター試験が良質かつバランスのとれた出題になっているからです。

 

まえがきはここら辺にしておいて自己採点報告→各教科感想→来年以降の人へのアドバイス→今後の予定みたいな感じで進めていきます。

 

ツイートで自己採点は報告していたのですがこちらでも報告しておきたいと思います。

地理87
国語167(40/47/30/50)
英語182/46
数1a96
数2b100
物理100
化学93
871/950
東大配点825/900(91.3%)

単に結果としてはそこそこ満足のいく結果です。過去最高点でした。以下各教科の個人的な難易の判断と感想です。

地理87点(昨年+1)

各所で易化との情報が出回ってますが、個人的には昨年よりちょっと難しいのでは?とも思いました。単純に暗記で突破する人には簡単になっていたのかもしれません。地理は恐らく共通テストになっても殆ど変わらない科目だと思います。

国語167(昨年±0)

個人的には評論小説が昨年並み。古文がやや難で漢文がやや易だと思います。評論は例が分かりやすく前書きにテーマも書かれていたため、読めやすくページ数も4と少ない年の部類に入ったため結構解きやすいと思います。小説は悲しい話でしたが、問題自体はそこまで難しい訳ではなく、魚屋とその名前が結びつくまでに少し時間がかかったかなぁという感じ。文章量が多かったので、速読が問われましたね。古文は個人的には読めたつもりがダメでした。2次でもあるので注意していきたいところです。ストーリー自体はよくあるかなぁと思います。漢文に関しては漢詩と絵でビビらせるだけビビらせて内容はそこまででしたね。漢詩が本文中に出てくるのは2007年以来だと思われます。ですが、今回は注が丁寧だったため、そこまで差がつかないと思います。押韻を当てる問題もみんな出来ているイメージ。

英語(昨年+1)

リスニングは感想無しです。英語筆記は難化しましたね。2016みたいな感じの難易度でした。文法問題の難易度と長文の難易度が割とマシマシな感じ。過去問ではコンスタントに192を取れていたので結構ショックでしたが、中にはいつも180だったのに今回は150台みたいな人もちらほらいるようなのでまだマシな方かなと思います。これに関しては一流の先生が解説している動画がもうあるので、そちらを見ましょう。YouTube

数1A(昨年-1)

あちこちで難化と言われていますが、個人的に確率の形式やデータ分析の出題の仕方に問題があるように感じはしましたが、概ね良い問題が多く、素の難易度は例年程度だと思います。ただ形式の変化が相まって平均は低くなるでしょう。

数2B(昨年+6)

個人的にはこっちの方が難化。形式自体に変化は無いものの、全体的な計算量が非常に多く、マーク模試を彷彿とさせる問題でした。河合塾は例年並みで誘導が丁寧と評価していますが、誘導が丁寧な問題は総じて計算が重く、計算がそれほどではない問題は誘導が雑だった気がします。

物理(昨年+22)

難易度は例年並みだと思います。コンデンサーの問題で焦らなければ後は丁寧に解くだけかと。磁力線の問題は導線を中心として円を書いて打ち消し合うところなどを考えてそこにコンパスがあったらどのようになるのか、を考えると解けるので、暗記はいりませんが暗記していた人はラッキーだと思います。選択問題は原子を選択。現役生浪人生に関わらず多いのが原子を捨てるという発想。しかし僕はこれを勧めません。今回特に顕著だったのですが、原子はもう一方の選択問題に比べて難易度が低いことが多いのです。なので、教科書を読んでおけば本当に問題集をさほどやっていなくても解けます。

化学(昨年+8)

難易度は例年並みだと思うのですが、理論分野がやや難しくなったため平均自体は下がるかもしれません。物理と化学は共に質が非常に良かったと感じます。例えば化学の無機のイオン分析の問題。ただ暗記するのではなく自分でどの試薬を使えば良いのかを考えさせる問題で、これは2次試験によく見られます。センター試験でも思考力を問えるということの裏付けのような問題です。化学は選択問題によって難易の幅はあまりないので両方解いて自信のある方を選びましょう。

 

さて、ここまで各教科の感想を伝えてきたのですが、どうしても来年以降共通テスト(?)を受ける可能性がある人に伝えておきたいことがあります。耳にタコができるほど聞かされる事なのですが、「絶対に1日目の終りに自己採点をしない」ということです。今回は僕は各教科の感想の隣に昨年の点数からの変位を書きました。実は僕は1日目の点数自体は去年より2点しか上がっていないのです。もし1日目の終りに自己採点をしてしまっていたら恐らく2日目は気持ちが急いでしまい、逆に点数は下がっていたでしょう。採点するまでは自分は全て満点だ。という意識を持って常にテストに臨みましょう。必ずいい結果が出ると思います。

 

今後ですが、ひとまず前期は東大理一に出願します。中期は府大工学部でいいとして、後期はまだ決まっていません。ただもうやるべき事はひたすら2次に向けての勉強ですから、30日間、悔いのないよう精一杯やりたいと思います。